外食行ったら大体なんかある話

家族に出された水のコップに千切りキャベツがインしていたり、別のビュッフェ形式の店で他所の小さな子が走り回って私と激突寸前になり。(前回の話の通りトレイで運ぶのが苦手なので手で熱いお茶が入ったカップを持っていました)



他にも色々ありますが特に印象に残ったエピソードを3店舗紹介したいと思います。


まず1店舗目です

2017年とかなり昔です。インパクトがすごかったのではっきり覚えています。

地元に大きな書店がないので、1人で電車に乗って出かけて目的の本を購入した後、夕方4時台に食事をするため飲食店に入店。

夢中で本を物色していたため昼食をとり忘れてしまい、何ごはんなんだ?これ。と思いながら案内された席へ移動。

客はなんと私1人だけ!

早々に注文を済ませ、やった!早く食べられそうと思い、料理が届くまで書店で購入したイラストブックを読んで過ごしました。

注文から30分ほど経った後、厨房がやけに静かだな?と気がつき

料理がまだ届かないので席の案内と注文を聞いてくださった方に声をかけて、出来上がるまで後どれくらいかかりそうか聞いたところ

注文が通っていなかったらしく今から作るとのこと。

なん‥だと‥?私1人しかいないのに・・???

まあいいや、ランチタイムが忙しかったから疲れてるのかな。そんなこともあるわな!

20分後にようやく料理が届き、手をつけ始める。


デザート付きのセットメニューで、お箸じゃ食べづらいものもあるからフォーク欲しいな、と思いながら半分ほど食べ進めていると


厨房の人がものすごく申し訳なさそうにフォークを持ってきてくださいました。





次は2店舗目。

急にパフェを食べに行こうと美容院帰りの母に誘われて、全く外に出る準備ができていない私は10分で支度を済ませ出発。
美容師の人とパフェの話で盛り上がって急に食べたくなったとのこと。

目指すのは3時台でも結構賑わうケーキ屋も兼ねている飲食店。

目当てはいちごパフェ!

車で駐車場に入ろうとしたところ、何やら店の外観をでっかいカメラで撮影している人の姿が。

いやいや一旦止めてYO!

15秒くらい待ったのち駐車場に入り店内へ。

店内にもなんか撮影の人いる・・

店の方がめちゃくちゃ困った顔をしながら

「申し訳ありません本日撮影が入っておりまして」

と声をかけてきたので

おうおう飲食スペース使えないとかかな?と思いきや

画角的に問題ないのでパフェは食べられるそう。

目当てのいちごパフェを注文した後、席について待っている間

数メートル先で取材しているのであまり大きな声も出せず

「楽しみだね」「ね」とギリ聞こえるところまでトーンを落とし会話。

後から来たお客さん(おばあちゃん)2人がちょうど私たちと撮影陣の中間の位置に着席。


15分くらい後にお待ちかねのパフェが登場!

どこかにアップするわけではないけど可愛いからとりあえずスマホでパシャリ。

フォークでハート型のチョコ細工を

持ち上げられるほど器用でないので指で摘んでガブリ。(あまり上品でない)

甘酸っぱいいちごと、ジェラート、ザクザクのクッキーを堪能していると

撮影スタッフさん達、取材から映像の撮影に切り替え。

会話からして被写体の到着を待っていた様子。

それでパフェを食べながら思ったんですけど


いや後から来たおばあちゃんたちめちゃくちゃ喋るじゃん!

会話に加わっていない私たちにも丸聞こえ。

母と何度も顔を見合わせ笑うのを堪えながら完食。美味しかったー。




次は3店舗目

気軽に食べられるフレンチの店を出先でググって見つけ、母と行くことに。

入店早々、お店の女性の方が

予約されてますか?

と聞いてきたんですけど声が恐くて

もしかして飛び込み迷惑だったかな??

出先でググったら出てきたから予約も無しで急になってしまった。
評価いいお店だったからつい安心してフラッと寄ってしまった。

なんだか犯行動機みたいな言葉が頭をよぎったものの気圧されて、若干引き気味に

「いいえ」

しか言えず

「今満席です」

と返されました。

めちゃくちゃ不機嫌そうに。

「あ、はい。分かりました!」

と返しその場にとどまっていると

「まだなんかありました?」

と完全に迷惑客を相手にするような態度と口ぶり。

初対面の人にキレたことがない私も流石に

「ここで待つとかできないんですか!?」(待たせてもらえないんですか?と言いたかったけどカッとなっていたので微妙に変な言い回しに)

と納得がいかないのが伝わるように返し

何か店の人がゴニョゴニョ言い始めたので

「分かりました!もう結構です。」と言って外に出る私と終始無言の母。

「なんなんあれ!意味わからん」

ドスドス歩きながら遠ざかって行こうとする私たちに、後ろから声をかける人が。

振り返ったらその店の厨房の人でした。

あ、絶対今の聞かれてたー(^ω^)

まさかさっき軽くバトっていたのを見ていて、苦言を呈しに来たのか!?

と思いきや

「さっきはうちのものがすみません!お席ご用意しますのでよろしければ召し上がって行ってください!」

と引き留めて下さった。

母と顔を見合わせた後

「では、ぜひ!」

と再度入店。

さっきの対戦相手はとてもバツが悪そうだった。

(内心ほくそ笑んでしまった。ごめんなさい)

厨房の方は持ち場に戻り、対戦相手は私たちの席にグラス2つと水の入ったピッチャー(正確に言うとウイスキーの空き瓶)を運んできたんですけど

その置き方がもうすごくて。

ドン!

って。

母と一緒に目を丸くしました。

ああ、やっぱりさっきのアレ、しっかり根に持ってんな。と思いましたね。

注文取る時も終始不機嫌そうだし。

これで料理が不味かったら

こんな店もう二度と来ない!

ってなるところだったんですけど

まあ、完全に胃袋を掴まれてしまって

美味しすぎて一口ずつ料理を口に運ぶごとに思わず笑ってしまうレベル。

私と母が食べていると隣の席の人の注文品が運ばれきて
そこから漂ってくる魚介と香草とガーリックの香りも素晴らしかったです。

次回はアレを頼もう、と決意。


あまりにもインパクトがすごかった初回の出来事を友人に伝えて誕生日祝いに予約を入れて来店した時はかなりマイルドになっていました。

接客態度がすごい人いるから、と刷り込んできたのになんか物足りない。

と思いながら前回隣の方が注文していたものを頼んで食事をしていたら横の席にカトラリーをセッティングしにきた対戦相手。

ガチャン!とカトラリー入りの容器をテーブルに置いて

片鱗あるでしょ?と友人に目配せ。

今では対戦相手の雑な対応がファンサに思えてくるレベル。




とまあこういうエピソードに事欠かない私ですが

接客態度より料理の味を重視します。

口コミ、後からよく見たら、対戦相手のことがボロクソ書かれていた。

確かに初回は面食らったけど、今では話のネタと美味しい料理の提供あざーす!

としか思いません。

オニオングラタンスープも期間限定デザートのいちごのタルトも、追加料金を払って注文しましたがやっぱり美味しい。

オニオングラタンスープ、寒い時期には毎回頼みたいですね。
気をつけないと火傷する熱さですが、チーズはトロットロ、玉ねぎも嫌な主張をせずコクがあるスープ。



このレベルのものが家で作れたらどんなにいいか‥!


ちなみに秋ごろ伺った時には、デザートがタルトタタンだったりしました。


次はいつ行けるでしょう。家からかなり遠いところにあるので、
連れて行ってくれる人にご馳走してでも何度でも行きたくなるお店でした。


次回行ける日まで頑張って働こうと思います!

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